高校受験 神奈川
近年の主な神奈川県立公立高校入試の変更点
- 2005年 学区撤廃(横浜市立・川崎市立高校には市外生の受け入れ制限あり。)
- 2013年 前期選抜・後記選抜を一本化して選抜制度を大幅に変更。
- 2014年 市立横浜商業:スポーツマネジメント科を新設。市立戸塚:音楽コースを新設。
- 2015年 市立南:1クラス募集としたうえで、学区外枠を8→30%に。市立戸塚(音楽):学区を横浜市内→県内全域に。
- 2017年 大師・横浜清陵総合・横浜緑園総合:単位制普通科に改編。
- 大井・大和東:クリエイティブスクールに改編。
- 横浜桜陽(フレキシブルスクール):単位制普通科に移行。
- 綾瀬西(福祉教養)・有馬(英語)・生田(自然科学)・磯子(グローバル)・荏田(体育)・西湘(理数)・高浜(福祉)・山北(スポーツ)・横浜南陵(健康福祉):専門コースの募集を停止。
- 厚木北(スポーツ科学コース):スポーツ科学科に改編。
- 小田原総合ビジネス:普通科を設置。
- 上矢部(美術陶芸コース)・白山(美術コース):美術家に改編。
- 横浜国際(国際情報科):国際科に改編。
- 弥栄:単位制普通科・音楽科・美術科・スポーツ科学科に改編。
- 市立横浜サイエンスフロンティア:併設中学を設置。
- 川崎市立商業:川崎市立幸に改称のうえ普通科を設置。
神奈川県公立高校入学者の選抜方法
《各資料の算出方法》
A:調査書の評定 135点満点=2年次「5段階評価×9教科」+3年次「5段階評価×9教科」×2
B:学力検査の得点 500点満点=100点満点×5教科
C:面接の得点 各高校で定めた観点の評価を点数化
2016年春の得点分布を見ると、湘南は100点、横浜翠嵐は92点、多摩は80点に集中しており、上位行では特に問題のない生徒は差がつかない運用と推測されます。実質的にA,B(D)での勝負といえます。
D:特色検査の得点 各高校で定めた観点の評価を点数化(実施校のみ)
a・・・Aを100点満点に換算
b・・・Bを100点満点に換算
c・・・Cを100点満点に換算
d・・・Dを100点満点に換算(実施校のみ)
●1次選考・・・募集定員の90%をS₁に基づき選抜
S₁=a×f+b×g+c×h(+d×i)
*f・g・hは2~6の整数で「f+g+h=10」となるよう各高校で設定(特色検査実施校ではiを1~5の整数で設定)
【例】「3:5:2」=内申300点+学力検査500点+面接200点の1000点満点
2017年春の「評定:学力検査:面接」の比率は、横浜翠嵐が「2:6:2」、小田原、鎌倉、光陵、湘南、多摩、柏陽、平塚江南、横須賀、市立横浜サイエンスフロンティアも「3:5:2」と学力を重視している。
●2次選考
募集定員の10%をS₂に基づき選抜
S₂=b×g+c×h(+d×i)
*g・hは2~8の整数で「g+h=10」となるよう各高校で設定(特色検査実施校ではiを1~5の整数で設定)
【例】「8:2」=学力検査800点+面接200点の1000点満点
●上位校を中心に督促検査を実施
各高校の判断で、特色検査として自己表現または実技の実施が可能です。2017年は横浜翠嵐、希望ヶ丘、光陵、柏陽、横浜緑ヶ丘、横須賀、湘南、平塚江南、厚木、神奈川総合(国)、小田原、市立横浜サイエンスフロンティア・横浜国際といった上位校を中心に特色検査を実施。このうち、光陵が口述式の自己表現、神奈川総合(国際文化コース)がグループ討論による自己表現、横浜国際が英問英答の口述実技としているほかは、多くが記述式の自己表現を採用しています。
●評定・学力検査の重点化を実施する高校が増加
重点化=特定の教科を重視した傾斜配点。
評定は3教科の評定を、学力検査は2教科の得点を最大2倍に重点化が可能です。
2017年は普通科のうち市が尾、柏陽、市立金沢、麻生、横須賀など16校が実施します。
●学区制のある市立高校(学区外の受け入れは8%以内。ただし、市立南・金沢は30%以内)
通学区域が「横浜市内全域」の学校・・・市立南、市立戸塚(一般)、市立東、市立桜丘、市立金沢、市立みなと総合
通学区域が「川崎市内全域」の学校・・・市立川崎(普)、市立幸(普)、市立橘(普)、市立高津
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