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投稿者:
個太郎塾 本部
2016/12/14 16:47
12月11日の日曜日に京都検定の試験がありました。
京都商工会議所が主催する、
文字通り歴史・文化、神社・寺院、祭りや行事、工芸、暮らしなどの京都に関する知識を問う検定です。
1~3級まであるのですが、2015年実施第12回試験・1級の合格率がなんと1.8%!
1級は150点満点で80%以上、つまり120点以上で合格となりますが、
すべて記述式、人名、地名などの固有名詞は漢字で書かなければならないため、
1.8%の合格率というのも納得できるような気もします。
ただ、国家資格ではないし、京都の観光ガイドなどをする上で多少役に立つかもしれませんが、
ガイドをするうえで京都検定は必須ではないので、仕事や実益につながりにくいのですが、
意外にも狭き門なのです。
「狭き門」と言えば、私の場合思い浮かぶのが東京大学、医学部受験、司法試験といったところです。
これらの合格率、入試の場合は倍率になりますが、
東京大学の入試の倍率を調べてみると、
東京大学は2段階選抜を行っていますので、
倍率は例年2.5倍(理科一類)から4倍(理科三類)くらいになります。
2段階選抜とは、センター試験の成績を用いて2次試験の受験者を選抜する制度の事です。
センター試験の成績でふるいにかけるわけですが、これを1段階選抜と言います。
2段階選抜実施の有無、1段階選抜の実施方法は各大学に委ねられています。
多くの場合は募集人員に対する志願者の倍率が大学の設定する予定倍率を超えた場合に2段階選抜が行われます。
ですから、2段階選抜が実施されるのは、志願者が多く集まる難関大学や医学科などの人気学科が多くなります。
東京大学の場合、予定倍率を理科一類で約2.5倍、理科三類で約4.0倍に設定しています。
東京大学は2次試験に進むまでがまず大変なのですね。
京都検定は誰でも受験料を払えば受験できますので、
単純に倍率や合格率が高い・低いで難易度は測れませんね。
ちなみに東京大学の平成28年の合格者数は3,108名(前期試験と推薦入試の合計)でした。
倍率について書いてきましたが、12月に入り推薦入試などの合格発表も出る時期となりました。
年が明ければ、連日入試が行われる時期となります。
倍率が気になる時期ではありますが、特別な理由がない変動ではない限り、気にし過ぎることはありません。
自分が試験の場で何点取れるかを把握して、得点力を上げるために有効な勉強を進めていくことが重要です。
大切なのは、自分の影響力の及ばないことに気を向けるのではなく、
自分の力で変えられることに集中することです。
「まだ、時間はある」と考えて、がんばってください。
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