2016年もあとわずかとなりました。
年が明ければいよいよ受験真っ盛りとなります。
1月の13日以降の最初の土曜、日曜に行われるのが大学入試センター試験。
2017年は1月の14,15の両日に実施されますが、第1回のセンター試験が行われたのは1990年。
それ以後、回を重ねること次回で28回。
雪の降る中を受験生が試験会場へ急ぐ光景が目に浮かぶ人もいるくらい、
冬の風物詩とも言えるまでの行事になっています。
先日、2019年でセンター試験が廃止され、新たなテストになるということを、
英語教育の変化と絡めて書きましたが、
そもそもなぜ、センター試験が廃止されるのでしょうか。
センター試験廃止と何度も書きましたが、
センター試験に代わり「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が実施されます。
ただ、単純に大学入学に関わる試験のみが変わるわけではなく、
高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜を一貫した理念のもと、一体的に改革に取り組むことになっています。
そのうちの高等学校教育改革の中で「高等学校基礎学力テスト(仮称)」、
大学入学者選抜改革の中で「大学入学希望者学力テスト(仮称)」が打ち出されたわけです。
これらの改革は、国内外で大きな社会変動が起こっていることへの対応のためです。
現代社会の変化のスピードは速く、グローバル化もさらに進むと予想されます。
実体のあるモノよりも情報を取捨選択し、いかに扱うかが重要となっています。
このような社会では、蓄積して得られる知識や技能だけでは、対応ができません。
文科省も「①十分な知識・技能」を重視するとともに、
「②それらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に自ら会を見出していく思考力・判断力・表現力等の能力」、
「③これらの基になる主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」、
これら①②③を「学力の3要素」として、特に重視していくべきと謳っています。
センター試験は、択一式の問題形式ですので、「学力の3要素」を伸ばすのに不適当と考えられたのでしょうか、
また高3の最後に1回限りの試験のため、正確に学力を測れないといった意見もあったようです。
そもそも一度に50万人以上が受験するテストを運営するのが限界という話もあります。
いずれにせよ社会が大きく変化する中で、問題を発見し、答えを生み出し、
新たな価値を創造していくための資質・能力養成を目指しての高大接続改革。
それに伴い、センター試験から新たな大学入学選抜試験の実施となるわけです。
今、中学生のみなさんは新たな制度での大学入試を経験するわけです。
何ができるかといえば、明確には言えませんが、
周りに流されず、自ら考えることではないかと思います。
勉強も与えられたことをするのではなく、いろいろ試してみてください。
大人と議論するのもよいかもしれませんね。
それでは、良いお年を。