
2014年度 中学入試動向分析 東京女子
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- 跡見学園
- 【動向分析】都内でも有数の伝統校で他大学進学がほとんどです。応募者は総数で3%増の1,268名ですが,1回は5%減の255名,合格者を17名増としたため倍率が1.9→1.6倍と低下。2回も2.0→1.7倍と下がっています。1・2回は難易度がやや緩和しています。3回は受験者で39%増でしたが合格者を減らしたため,倍率も1.6→2.6倍と上昇し難易度アップ。前年は繰り上げを出しすぎて入学者が超過しましたが,今年は減らしたため定員を少し下回っています。
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- 江戸川女子
- 【動向分析】2月1日午後の基礎学力試験によるAO入試と4科の一般入試が3回と帰国入試があります。今年は3回が微減だった以外は相当な減少で,応募総数では940→795名と15%減でした。千葉で1月中に入試を終える受験生が増え,千葉からの受験生が減っているのと,都内では安田学園が共学化し応募者が激増した影響があったようです。合格者を絞り,倍率はほぼ前年並みを維持して,難易度もほとんど変化なし。補欠の5名はAOと3回で合格しています。
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- 桜蔭
- 【動向分析】女子御三家の中でも最難関に位置する学校といえます。国公立大学進学者が多く,近年は医学部への進学率も高まっています。’14年は,受験者が3%減でしたが,繰上合格を含めた合格者を前年同数としたため,倍率はわずかに下がり、難易度はボーダー付近でやや緩和しました。補欠発表18名中15名が合格。来春のミッションチャンスでは競合減により受験者が約40%ほど増えて倍率も上がる見込みですが,難易度はほほ同じくらいでしょう。
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- ?友学園女子
- 【動向分析】今年の上位女子校で最も注目度が高かった学校です。1次の定員を20名増員し,2次を20名減員しましたが,予想通り応募者は1次が363→476名と31%増,2次も19%増で,総計では20%増です。倍率は3回とも上昇しボーダーあたりが厳しくなっています。受験者の学力層やエリア,また桜蔭,女子学院,豊島岡女子,フェリス女学院など定番の併願校に変化は見られませんが,都立小石川,都立桜修館の併願者が増えているのは注目されます。
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- 大泉高等学校附属
- 【動向分析】開校して5年目の併設型中高一貫校で,’13年4月に新校舎が完成しました。前年は新校舎人気もあって応募者が開校以来最高の1,141名となりましたが,今年は前年の反動か,男子が15%減の429名,女子は16%減の535名,男女計では16%減の964名でした。倍率も男子が8.1→7.0倍,女子は8.5→7.6倍と下がっていますが,難易度はほとんど変わっていません。手続き締切時に男子5名(その後1名),女子2名の欠員があり女子8名を繰り上げています。
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- 大妻
- 【動向分析】好調な私立難関大の合格実績や前年の受験者が若干減っていた影響か,前年を上回る総応募者・受験者になりました。定員を10名増やした1回の受験者は13%増えました。合格者の増加がそれを下回ったため,倍率はわずかに上がり,難易度は上昇。2回はほぼ前年並みの受験者で,合格者が9%増えたため,わずかに倍率が下がりました。定員減の3回はわずかに受験者が減っていますが,合格者も同程度の減少で,倍率は前年並みです。
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- 大妻多摩
- 【動向分析】前年は午後入試の導入で大幅に応募者が増えましたが,今年の応募総数は7%増,受験総数では8%増と前年を上回り前年からの勢いが続いています。1日の午後入試は上位生が増えたため合格者を増やして倍率が2.1→1.9倍に下がりましたが難易度は変わっていません。2日の2回の受験生のレベルが上がり,手続き率が下がったため,1回から6名,2回から17名の追加合格を出しました。また複数回受験者への優遇によって7名が合格しています。
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- 大妻中野
- 【動向分析】4回をスライド合格のあるアドバンストにしました。’14年は難関私大の合格実績の伸長と前年倍率低下の影響か,総応募者が1504→1963名と31%増えて,過去最多になりました。1回の受験者は25%増え,一昨年並みに回復。合格者を絞り込み,倍率は1.3→2.0倍と大幅な上昇です。アドバンストの受験者は2回で13%増加,3・4回では51%と75%の大幅な増加になりました。合格者を絞り込んだため,倍率が各回で大幅に上昇しています。
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- 学習院女子
- 【動向分析】今年の応募者はAが19%減で倍率も2.5→1.8倍に低下しましたが,難易度はほとんど変化がなく,第一志望者が多くなったため手続き率が上昇しました。Bは青山学院が日曜日を避け入試日を2日→3日に移動して入試日が重なり26%の大幅減ですが,合格者を絞ったので倍率は3.5→3.0倍と低下。帰国入試はこの3年間の応募者が60→75→73名と好調です。繰り上げは前年は一般20名,帰国2名でしたが,今年は一般6名,帰国5名です。
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- 川村
- 【動向分析】1回午前・午後で計90→40名の大幅な定員減とし,受験者の少なかった2/3午前・午後の入試は廃止して,2/11に若干名の入試を設定しました。のべ応募者は226→133名に,受験者は66→45名になりました。定員減が敬遠されたのか,1回午前の受験者は28→20名に大きく減少し,合格者は23→15名だったため,倍率が若干上がっています。1回午後は22名が受験し,15名の合格で,倍率が上昇。時期を遅く設定した2回は3名の受験者でした。
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- 北豊島
- 【動向分析】5回の特待枠の拡充のため,前年に定員減になった1回ですが,3回の受験者が減少した反省から定員を戻し,代わりに2・4回の特待枠を拡充しました。3回に,国語または算数のみのAO特待を新設しました。1回は,定員増にも関わらず,安田学園の共学化の影響や十文字などへの流出があったのか,受験者が減っています。合格者も減ったため,倍率に変動はありません。前年の倍率が急上昇していた2回の特待は,受験者が大幅に減少しました。
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- 吉祥女子
- 【動向分析】前年は応募総数が19%の大幅増でしたが,今年も2%と微増ながら2年連続の増加です。1回は豊島岡女子,浦和明の星との併願者が増え,受験生のレベルが上昇。2回の併願校は女子学院が増加し,桜蔭,雙葉が微減,3校計では増えています。前年に続き新宿区,品川区など都心方面からの受験生が増えました。手続き率も上がっており志望順位の高い受験生が増えているようです。追加合格は9名で,辞退者が少なく入学者が超過して1クラス増設です。
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- 共立女子
- 【動向分析】京大・早慶上智など難関大の合格実績が引き続き好調なためか,前年並みののべ応募者数となっています。定員増のA・Bの受験者はいずれも前年並みで,第一志望も考慮して合格者を若干増やしたAの倍率はわずかに低下,合格者をわずかに増やしたBの倍率に変動はありません。前年の高倍率に加え定員を減らしたCは,受験者が減少。合格者が大幅に絞り込まれたため,倍率はさらに上昇しています。難易度はすべての回でやや上昇しました。
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- 共立女子第二
- 【動向分析】地域的に公立志向が強いことに加え,学校改革で注目を集める大妻多摩の影響か,一般入試で大幅な応募者の減少になりました。1回午前と午後はいずれも受験者が30%を超える減少で,合格者の減少幅を上回ったため,午前・午後ともに若干低下しました。「適性検査型」と名称をわかりやすくした2/1午後は,都立併願者を中心に,16%増の58名が受験し,54名が合格しました。2回の受験者も午前で42%,午後は52%の減少になっています。
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- 京華女子
- 【動向分析】都心にある創立105年目の伝統校です。クラシカルで上品な校舎と家族的な校風,面倒見の良さは高い評価を得ているようです。初の女性校長の就任も好感され,カリキュラム改革や校内の施設改善などで,応募総数は4%増,受験者総数では40%増です。増えたのは主に日大豊山女子,女子聖学院,東京家政大附などの女子校と都立白?や小石川などの公立一貫校との併願者です。併願者の手続き率は低く,実際の入学者はほとんど第一志望者でした。
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- 恵泉女学園
- 【動向分析】キリスト教の信仰に基づくプロテスタント校です。2月2日が日曜日だったため今年は2日午後にS方式(2科)を新設。これが大人気となりS方式はもとより,午前入試の1日,4日のA方式1回,2回の応募者も増加。A1回が8%増,Sが698名(前年の2日午前は437名),A2回は7%増で,総計では1,003→1,315名と31%増です。難易度はA1回とSは変わらず,A2回は倍率アップで難易度が上昇。Sの手続き率が予想外に高く入学者が超過です。
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- 光塩女子学院
- 【動向分析】定員が90名で併設小からの入学者と併せて学年160名前後の小規模なカトリックミッション校です。前年は応募者が1回36%減,2回46%減と大幅に減少しましたが,今年は大学合格実績が大きく伸びたためか,1回が33%増,2回は37%と大幅な増加で,前年低下した難易度も回復しているようです。2回は4科型と総合型との選択入試で,総合型は適性検査ではありませんが,都立武蔵などの公立一貫校との併願者が多く受験。追加合格は3名でした。
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- 晃華学園
- 【動向分析】カトリックの女子校で固定ファンの多い学校です。2月1日入試に参入2年目の’13年入試は3回とも大幅増でした。今年は敬遠されて3回とも減り,応募総数で583→469名と20%減です。しかし減少はチャレンジ層で上位層はほとんど減っておらず,ボーダーのレベルは変わっていません。補欠候補が19名発表されましたが手続き率が高く,繰り上げ合格は5名にとどまっています。2015年より1回が2月1日で60名,2回が3日で50名の2回入試となります。
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- ?町学園女子
- 【動向分析】早慶4名,MARCH7→18名など難関大合格実績が伸びています。しかし,中高一貫生の卒業生はまだで,すべての回で特待を選抜しましたが,進学優先の受験生を引きつけるのは難しかったようです。1回午前の受験者は20%減少しました。前年は増加していた2科も今年は4科以上に減少しています。合格者の減少を13%にとどめたため,倍率はやや低下しています。併願者の多い午後も,受験者が19%減少し,同様に倍率が若干低下しています。
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- 佼成学園女子
- 【動向分析】都立一貫の予行演習として人気のPISA型は,1回Aで前年並みの応募者・受験者でした。ほぼ全員が合格で,手続き率も上昇しています。BのPISA型も,前年の受験者の大幅減と全員合格への好感か,受験者がほぼ倍増しました。今年も全員合格です。2・4科の入試は難関大合格実績が振るわなかったためか,1回Aの受験者はわずかに減少して,Bでは減少しています。合格者をしぼったAの倍率は若干上昇し,Bは全員が合格です。
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- 香蘭女学校
- 【動向分析】立教大学と同じ英国の聖公会系のミッション校で,創立126年目の伝統校です。また中堅女子校で1回しか入試を行なっていない唯一の学校で,第一志望者の比率が高い学校です。前年は応募者が77名,19%減でしたが,今年は330→361名と9%増でやや回復。倍率が1.6→1.7倍とわずかに上がりましたが,難易度は前年並みです。補欠が20名発表され17名が繰り上げ合格になっています。2015年の2月1日は日曜日ですが入試日は変わりません。
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- 駒沢学園女子
- 【動向分析】稲城市の丘陵にあって野生のリスなどを見かける自然に恵まれた環境です。併設の駒沢学園女子大への推薦進学率は20%ほどで,他大学進学が主流です。前年は午前入試4回,午後入試2回の計6回の入試でしたが,2月1日午前に公立一貫校受検者むけの適性検査型入試を新設し,17名の応募者がありました。2月1日午前も20→24名と増えて,応募総数では111→133名と20%増です。ただし2日以降の入試は欠席が多く,4回合計で受験者が5名でした。
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- 実践女子学園
- 【動向分析】SJC(一般学級)の一般の応募者は3回合計で1,292→1,195名と8%減,受験者は特に2回,3回の欠席者が増えて789→608名と23%減,さらに合格者を増やしたので,各回の倍率と合格点が下がって難易度が緩和しているようです。繰り上げは47→22名と減りました。帰国の応募者も74→44名と41%減です。GSC(国際学級)の応募者は一般が10名増,帰国が10名減です。倍率がやや低下ですが,ほぼ前年並みの入試状況でした。繰り上げは5名です。
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- 品川女子学院
- 【動向分析】今年の入試では2回,3回を1日ずつ前倒しして2日と4日にしました。1回の応募者は11%減,2回は減員ながら日程前倒しで10%増,3回はほぼ前年同数でしたが受験者は10%増です。全体にチャレンジ層が減って,高得点者が多くなったことから受験生の学力レベルは上がっているようです。併願校は頌栄女子,鎌倉女学院,中大横浜,広尾学園など定番校の他,今年は国立大付属や横浜共立,横浜雙葉などが目につきました。繰り上げは23名でした。
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- 十文字
- 【動向分析】今年は2回(スーパー選抜)を80名に倍増して,4→2科入試とし,その代りに3回(進学)を40名に半減,4回(スーパー選抜)を4→3日と大きく入試要項を変更。前年は応募者が総数で22%減でしたが,今年は2月1日の午前・午後が計4%増,2日,3日の3回・4回は計12%減で,総数では3%の微減でした。倍率は1回が前年並み,2回が1.6→1.3倍と低下,3・4回は1.7→1.9倍とやや上昇。スーパー選抜→進学へ43名がスライド合格しました。
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- 頌栄女子学院
- 【動向分析】プロテスタント系のキリスト教主義学校です。帰国生が多く,2回の帰国生入試で計195名の応募者があり94名が合格。一般入試の応募者は2012年に11%減りましたが,’13年の応募者は7%増,今年は1回12%増,2回は前年同数でした。難易度は1回が前年並み,2回はやや上昇。併願校は女子学院,?友学園女子,フェリス女学院,横浜雙葉などです。繰り上げは出さない方針。来年の2月1日は日曜ですが入試日を変えないため,応募者増が確実で要注意。
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- 昭和女子大学附属昭和
- 【動向分析】少人数クラス移行のため,ABで10名ずつ定員を減らしました。前年に応募者が減少し,倍率が下がっていた影響もあって,説明会参加者が増えていましたが,最終的な総応募者数は前年並みでした。Aの受験者は前年とほぼ同数でしたが,定員減のため,合格者を7名減らし,倍率が若干上昇しました。Bは,前年の反動と少人数クラスへの好感か,4科を中心に受験者が増加。前年とほぼ同数の合格者で,倍率は若干上昇しています。
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- 女子学院
- 【動向分析】’14年は前年の大学合格実績の伸びに加え,倍率がわずかずつ低下していた影響からか,応募者が5%増加。それに応じて合格者を増やしたため,倍率は前年並みとなり,難易度も変わりません。追加合格は’12年0名,’13年6名,’14年0名。片道90分以内という受験資格があり,微妙な場合は出願時に保護者面接が行われます。合格最低点は非公表ですが,例年70 ~ 75%のようです。’15年は曜日の関係で入試日が2/2に移るので要注意です。
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- 女子聖学院
- 【動向分析】入試の短期化に合わせ,定員を③から②にシフトしました。上昇傾向の大学合格実績や,秋に入試の傾向と対策を伝えたことの影響か,1回は応募者が25%増加し,受験者は61%の大幅増でした。合格者も54%増え,倍率はわずかな上昇でした。前年に比べ第一志望の受験が増え,手続き率が改善しているもようです。2年目となる②は定員増もあり,前年を上回る200名が受験しました。前年同様,上位併願が多いためか,合格者は171名に増えました。
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- 女子美術大学付属
- 【動向分析】来校時の印象や口コミを理由とした受験者は増えているようですが,共学志向や進学志向のためか,総応募者が24%減少しました。2・4科別では,2科が18%減,4科は41%減と,4科の減少が目立ちます。公立一貫校,日大豊山女子・恵泉などとの併願が目立ちました。1回は受験者が26%減少し,合格者は前年ほぼ同数。2回は受験者が半減し,合格者は16%増えています。倍率・難易度ともに低下しています。繰上合格者が18名出ています。
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- 白梅学園清修
- 【動向分析】東京外大1名,早慶上智2→12名,GMARCH37→41名など難関大実績は好調ですが,のべ応募者・受験者ともに大幅に減少しました。多摩地区は都立・公立志向が強いのに加え,学校改革で注目されている大妻多摩など,私立中学が多いことも影響しているようです。1回午前の受験者は16→10名に減少し,合格者も11→7名に同程度減少して,倍率・難易度ともに変動ありません。午後の受験者は20→19名とほぼ変わらず,合格者も前年同数でした。
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- 白百合学園
- 【動向分析】一般の応募者は2%減と前年並みになりました。前年までの倍率低下傾向による流入が,前年に東大実績を伸ばした?友への流出で相殺されたようです。しかし,手続率を考慮して合格者を16%削減したため,倍率が上がり,難易度も若干上昇しました。追加合格は出ていません。保護者同伴の面接は合否判定の際に参考程度の扱いとなります。帰国は,一般生と別授業を取り入れたことへの評価か,応募者が30→53名に増え,倍率が上昇しました。
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- 聖ドミニコ学園
- 【動向分析】家庭的な雰囲気で,きめ細やかな指導に力を入れており早慶上智・GMARCHなど難関大への合格実績もありますが,非常に小規模なミッション系女子校のため,受験層が限られているようです。1回の受験者は20→14名に減少し,前年は全員合格でしたが,今年は11名の合格にとどめたため,倍率が1.3倍に上昇しました。2回は,2・4科を合わせた受験者が7→3名になりました。不合格者が出ています。二次募集を実施しています。
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- 星美学園
- 【動向分析】1回午後・3回と新設の4回を「スカラシップ」としました。筑波大1名,早大1→5名など難関大合格実績は伸びているものの,小規模なミッション校で受験層が限定されているのか,のべ応募者は130→128名と前年を下回りました。女子聖や十文字への流出があったのか,1回の受験者は34→22名で,合格者は28→19名でした。倍率はわずかに低下しています。スカラシップとなった午後の受験者は32→19名となり,合格者は25→17名でした。
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- 玉川聖学院
- 【動向分析】小規模で面倒見の良いプロテスタントミッション校です。’13年は午後入試導入や試験回増設により,応募総数が415→1,173名と激増。しかし後半日程での実受験者の減少と手続き率の低下により入学者は減ってしまいました。今年は2月2日の日曜を避けて,3回を2日午後→3日午前・午後に変えています。1日午前・午後の応募者は合計497→290名と42%の大幅減,3回午前・午後と4回も受験者が減って,入学者がさらに減りましたが,繰り上げはなし。
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- 千代田女学園
- 【動向分析】都立一貫の人気を踏まえて1回午前に適性検査型を増設し,入試の短期化に合わせ1~3回の日程を繰り上げました。昨春は首都大・学芸大・早大各1名などの合格実績が出ましたが,進学志向の受験者には印象が薄かったもようで,のべ応募者は大幅に減りました。1回午前受験者は25→19名に減りました。合格者も同程度減少して,倍率に変動はありません。手続き率は改善しています。適性検査型は11名が受検し,全員合格です。
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- 田園調布学園
- 【動向分析】1回の応募者は40%減少しました。社会の歴史分野の過去問の一部がメディアで問題視された影響もあったようです。合格者を13%減にとどめたため,倍率が大幅に下がり,難易度も低下しました。2回の受験者は,1回不合格減で再受験者が減ったためか26%減少。合格者9%減としたため,倍率が低下し,難易度が若干下がりました。3回の受験者は,2回同様の要因からか半減となり,倍率が大幅に低下。難易度も下がりました。
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- 戸板[三田国際学園]
- 【動向分析】前年は応募総数が527→229名と大きく減りました。昨年からグローバル社会に対応する「21世紀型授業」の推進の取り組みなど大きな学校改革が始まっていますが,まだ成果が出たわけではなく,応募者の増加にはつながっていません。今年の入試では2月1日に第一志望入試を新設しましたが,応募者は前年の2月1日と同数で,総数では229→194名と15%減でした。数名の繰り上げがあり,ほぼ全入に近い入試状況です。
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- 東京家政学院
- 【動向分析】1回午後が2・4科に変更され,適性を除き,すべて2・4科になりました。併願受験者が他校に流れているもようで,1回午前の受験者は32→28名に,午後Aは18→15名に減少。合格者が4名ずつ減って,午前の倍率は変わらず,午後Aは若干の上昇です。午前の手続き率が高く,新制服の効果か,第一志望者は増えているようです。適性型Bの受験者は大きく減りました。3回を2/3午後に前倒ししましたが,2/2以降は小規模な入試でした。
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- 東京家政大学附属女子
- 【動向分析】共学志向や難関私大合格実績が振るわなかった影響か,創造を中心に,のべ応募者が減りました。1回躍進は,前年同数の29名が受験し,創造へのスライドを含め全員が合格。創造の受験者は69→63名で,合格者は59→52名でした。手続き率は高く,第一志望が多いようです。2回躍進は,前年並みの受験者で合格者がわずかに減りましたが,倍率に変動ありません。創造は大幅に受験者が減少し,合格者はさらに減少して,倍率がやや上昇しました。
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- 東京純心女子
- 【動向分析】都立一貫・公立志向の強い地域のため,2年目の適性SSSの定員を増やしました。特待合格があるため,都立併願者を中心に,受験者が51→130名へ大幅に増加。特待5名を含む122名が合格し,倍率に変動ありません。1次は,適性SSSへの流出や大妻多摩の影響があったのか,受験者は40%減少しました。合格者が同程度絞り込まれ,倍率に変動はありません。PM1次SSSは2科で受験しやすいためか,受験者が若干増えています。
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- 東京女学館
- 【動向分析】創立126年目を迎える都内有数の伝統校です。前年は2月2日に一般学級の午後入試を新設して611名の応募者を集めましたが,1日の1回が減少。今年は2日午後の2回が恵泉女学園のS入試と競合し35%減となり,さらに1回,3回とも減って,一般学級の応募総数は1,239→839名と32 % の大幅減で, 国際学級は112→133名とやや増加です。一般学級は3回とも倍率が下がり難易度が緩和,また一般学級の追加合格は前年より2名多い36名でした。
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- 東京女子学園
- 【動向分析】難関私大に加え横国大・横浜市立など国公立の実績も伸びましたが,神奈川学園や品川女子などへの流出や受験校の絞り込みのためか,各回で応募者が前年を下回りました。1回は,午前の受験者が7%,午後は16%減少。合格者が絞り込まれたため,倍率はどちらもわずかに上昇しました。特奨入試Ⅰは難易度が高く,一般へのスライド合格がないためか,受験者が23→14名に減少しました。合格者を2名に絞り,7.0倍の高倍率となりました。
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- 桐朋女子
- 【動向分析】口頭試問のAは,応募者が205→199名とわずかに減りました。合格者も同程度減ったため,倍率に変動ありません。一昨年新設した通常の4科のBは,東大合格が途切れ,難関私大の実績もやや鈍ったためか,応募者が210→168名に減少し,受験者も58→44名と大幅に減少。受験者は,大妻多摩・大妻中野・恵泉などの影響を受けたもようです。追加合格を含めた合格者が34→41名に増えたため,倍率が1.4→1.1倍と大幅に低下しました。
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- 東洋英和女学院
- 【動向分析】創立130年目を迎えたプロテスタントミッション校で都内有数の伝統校です。応募者が例年200名台のAは17%減で195名となり,倍率も2.3→2.0倍と低下し難易度もやや緩和。応募者の減少は?友,吉祥女子,大妻などとの競合による可能性があります。Bは4日→3日に戻り,入試日を移動した青山学院と重なって応募者が348→307名と12%減です。来年は2月1日が日曜のためAは2月2日になり,Bも青山学院との入試日重複がなくなるので要注意です。
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- トキワ松学園
- 【動向分析】今年は特待生入試を独立させ,適性検査型入試の導入,1科目入試の復活により,応募総数が5%増の616名,受験総数では24%増の293名となりました。2月1日午前は応募者25%増で手続き率も上昇。特待入試はスライドの一般合格がないため敬遠され2回合わせて69名ですが特待合格者7名が入学。1科目入試は応募者171名ですが受験者は14名でした。注目の適性検査型はほとんどが都立桜修館との併願で37名が受験し31名が合格です。
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- 豊島岡女子学園
- 【動向分析】応募者が3回の合計で,2012年は7%増,2013年は1%増で難易度も上昇気味でしたが,今年は6%減となりました。エリア別に見ると全体が減っている中では神奈川からの受験生がやや増加しています。併願者の2月1日受験校は桜蔭と女子学院で半数,他は吉祥女子,?友学園女子,フェリス女学院などです。倍率は3回とも下がっていますが,難易度はほぼ前年並みです。補欠候補が64名発表され,そのうち21名が繰り上げ合格になっています。
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- 中村
- 【動向分析】特待を2・4科選択→4科に戻し,2/5の3回入試を復活しました。一般1・2回は,2科受験者が大幅に増えたものの,十文字や江戸女などへ流出したのか,4科が回復していません。受験者・合格者が同程度増えた1回の倍率は変動なし。2回は2科と4科で増減が相殺され,前年と同数が受験,合格者が増えたため,倍率はやや下がりました。特待1・2回はいずれも受験者が減りましたが,特待での合格37→64名と大幅に増やしました。
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- 日本大学豊山女子
- 【動向分析】入試の短期早期化のため,前年増設の2/2午後は継続,前年同様4回の入試です。午前はすべて2・4科選択に変更しました。1回は,応募者102→128名,受験者98→118名と増加。前年,長距離通学の経済的負担への敬遠や新設校の影響などで埼玉の受験者が減り,倍率が1.3倍まで低下した反動と考えられます。倍率は1.5倍へと若干上昇しました。2・3回は自校・他校合格のためか欠席が多く,倍率は2回で若干低下,3回はわずかに上昇しました。
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- 日本橋女学館[開智日本橋学園]
- 【動向分析】すべての入試で進学・難関両クラスの合格を出し,難関合格者から奨学生を選抜します。明治38年創立の伝統校で,少人数クラスによる個性を重視した指導が特徴ですが,進学志向や共学志向の高まりのためか,受験層は限られているようです。A①は,1名増えて27名が受験し,全員合格です。2年目のA①適性の受験者は28→24名に減少し,全員が合格しています。A②は14→11名の受験者で,10名が合格し,倍率は大幅に下がっています。
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- 富士見
- 【動向分析】1回は応募者4%減,合格者2%減で,倍率はわずかに下がりました。2回は応募者が前年同数,合格者10%減で倍率は若干上がりました。3回は応募者2%減,合格者8%増で,倍率はわずかに下がりました。練馬区と板橋区からの出願が多いという傾向は変化ありませんでしたが,今年は中野区からの出願がやや増えました。また,例年と比べ,1回の受験者に上位層が多かったようです。補欠合格者は非公表ですが例年並みの15 ~ 20%のようです。
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- 富士見丘
- 【動向分析】共学志向や受験校絞り込みの影響か,のべ応募者が11%減少しました。第一志望は増えているもようで,WILLの受験者は16→20名に増加し,全員が合格。2/1午後も受験者が増えています。合格者も同程度増えて,倍率に変動はありません。しかし,2/2以降,受験者が少なく,2/3午前を除いて各回ひと桁の受験者です。2/3午前は,上位校へ流れた受験生の再受験のためか,受験者が4→12名に増えました。合格者は2→9名となっています。
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- 雙葉
- 【動向分析】系列小からの入学者が約80名いるため定員が100名と少ない学校です。2011年に応募者が増えた後,476→432→411→351名と応募者の減少が続いて,特に今年は15%減と減少が大きく倍率も3.4→3.0倍と低下。カトリックミッション校らしく「固定ファン」の強い支持がありますが,さすがに倍率低下で難易度がやや緩和しているようです。入学者は91名ですが繰り上げは出していません。来年は女子学院の入試日移動のため応募者急増の見込みです。
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- 普連土学園
- 【動向分析】東大2名,早大14→18名など難関大実績は好調ですが,公立志向や共学志向の高まりのなか,ミッション系の女子校で受験層が限定されているのか,のべ応募者が若干減少しています。1次の受験者は8名減少し151名。合格者は1名の減少で,倍率がわずかに減少しています。手続き率は依然高く,第一志望者の受験が多いようです。併願の多い2次の受験者と合格者はともに同程度減少しました。3次の倍率は4.1→2.9→2.0倍と緩和傾向です。
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- 文化学園大学杉並
- 【動向分析】特待選抜のある難進コース2回,適性型のA型2回,総進コース4回の入試です。難進は2回で104名が応募,82名が受験。難進合格が29名(2.8倍)で,総進へのスライド合格が39名です。実質定員減のA型は,総進へのスライドと特待選抜を設定したため,受験者が①で14%,②で83%増加。難進合格者が①で29名(2.9倍),②で12名(2.8倍),スライドは31名と17名です。総進は,スライドのある難進へ回ったようで,各回で受験者が減少しました。
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- 文京学院大学女子
- 【動向分析】創立90周年を迎え,来年度には国際塾やSSHの取り組みを発展させ,国際部を開設。コースやカリキュラムが大きく変わります。早慶上智2→9名など難関大実績は伸びていますが,山脇や十文字などに流出したのか,特進受験者が1・2回とも大幅に減少。1回は合格者を絞り込み,倍率がやや上昇。2回は倍率に変動ありません。文理の受験者は1回で増えたものの,2回では減少しました。2/3の5回は受験者・合格者ともに大幅に増えています。
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- 三輪田学園
- 【動向分析】説明会参加者が減っていましたが,実際の入試ではそれ以上に応募者が減り,1回22%減,2回29%減,3回29%減です。2回,3回は欠席率が高くなって,受験者数では2回が45%減,3回は49%減と半減に近い状況です。そのため3回とも倍率が下がって難易度も低下しました。特に2回,3回の難易度は相当に緩和しています。2015年入試では面接を廃止し,1回を10名増員,2回,3回の入試日を1日ずつ前倒して5名ずつ減員,2回を2科・4科選択とします。
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- 武蔵野女子学院
- 【動向分析】スライド合格への好感や上位校との併願が定着したと思われたMJスカラですが,②で41%減など応募者が371→253名と大幅に減少。受験者も①②で大幅に減り,③も減少しました。第一志望者が再受験を繰り返す例は多かったようです。スライド合格を含んだ倍率は①でやや低下,②③も下がっています。前年増加の反動と上位校や大妻中野,日大豊山女子など競合校への流出か,全スライド合格の12%減に対して,正規合格が25%減っています。
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- 目黒星美学園
- 【動向分析】カトリックの女子校で,定員65名と小規模な学校です。2012年に発想力入試,2013年には午後入試を導入。応募者が前年に続き増え,1回午前が30→40名,午後が111→129名,2回は75→114名で合計31%増です。発想力入試は応募者が27→2名に激減ですが受験者は3→2名と大差ありません。午後は恵泉女学園との併願者が多く,受験者層が上がり,手続き率もアップし入学者も増えました。今春から二子玉川からのスクールバスを新設します。
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- 八雲学園
- 【動向分析】英語教育に定評があり,担任とは別の先生がチューターとなって生徒の相談相手となるなどきめ細かい指導で人気があります。応募者の増加と難化傾向が続き,前年は敬遠されて応募総数が17%減となり,今年も前年に続き1,602→1,524名と5%減です。前年は応募者以上に受験者の減少が28%と大きく難易度が低下しましたが,今年は若干緩和した程度でしょう。繰り上げは出ていません。併願校は香蘭女学校や田園調布学園などの女子校が中心です。
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- 山脇学園
- 【動向分析】「山脇ルネサンス」という学校改革の進展,その結果の大学合格実績の伸び,また新校舎建設によって,前年は応募総数が37%増となりました。今年も勢いが続いており,3回とも応募者が増え,AとBがともに2%増,Cは併願者が増えて9%増,総数では5%増です。難易度はA,Bが前年並みで,Cは上昇しています。受験者層が上がってきて,併願校も大妻,頌栄女子,普連土などの他,都立両国などの公立一貫校が増加。繰り上げは26名でした。
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- 立教女学院
- 【動向分析】’14年の一般入試応募者は7%減少で,3年連続の減少でした。大学実績が好調だった?友学園女子に受験生が回ったとみられます。受験者も9%減少しましたが,合格者は4%減にとどめ,倍率はわずかに下がりました。帰国生入試は,応募者が29%増,合格者は3%減で,倍率は2.0→2.8倍へと大幅に上がりました。面接は,学校の教育を理解してもらうのが目的で,原則として合否に影響しないようです。追加合格者はありましたが人数は非公表です。
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- 和洋九段女子
- 【動向分析】前年は,手続き締切日の延長や一昨年の受験者が減少していた影響などで応募者・受験者が増えていましたが,今年はその反動や共学志向・進学志向のためか,のべ応募者が大幅に減少。十文字・大妻中野・日大豊山女子などの影響もあったようです。1回は,受験者が21%減少して,合格者を絞り込んだため,倍率がわずかに上昇しています。競合の多い2回は,受験者が22%減少しましたが,合格者も同程度減少し,倍率に変動はありません。
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