
2014年度 中学入試動向分析 千葉
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- 市川
- 【動向分析】’14年は難化の予想される上位校から安全志向の受験生が回ってきたのか,1回は県内生中心に応募者が増加。男子は9%増で倍率が若干上昇,難易度もわずかに上がり,女子は6%増でしたが合格者が増やされ,倍率・難易度とも変わりません。2回の応募者は前年高倍率となった男子が19%減,前年倍率が若干緩和した女子は変わらず。倍率・難易度は男子が前年並み,女子は若干上昇しました。東大合格は11名で,2年連続で2桁にのりました。
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- 暁星国際
- 【動向分析】Ⅱ期で国語に代えて英語選択が可能になり,すべての入試で英語選択が可能になりました。Ⅰ期分のみの公表ですが,東大や早慶などの難関大合格実績が振るわなかったためか,受験者が33→28名に減少しています。合格者が32→25名に絞られたため,倍率が若干上昇しています。推薦・Ⅱ期などを合わせると前年並みのようです。スクールバスの効果か,川崎や横浜からの受験者が増えているようで,浦安の校外会場は微増でした。
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- 国府台女子学院
- 【動向分析】好調な大学実績や新校舎完成で受験者が増え続けていた推薦の定員を40→50名としましたが,4倍近い倍率が敬遠されたのか,受験者が8%減りました。倍率は3.9→3.3倍に低下しました。1回は,共学志向の強まりや「お試し受験」が時期のより早い埼玉に流出したのか,受験者が減少。合格者は微減だったため,倍率が若干下がっています。2回は,推薦・1回の手続きが順調だった影響で,合格者が絞り込まれ,9.5倍の高倍率となりました。
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- 志学館
- 【動向分析】千葉大8名,早慶上智10→31名など難関大合格実績の回復もあり,前年減少していた推薦の受験者が78→84名とやや増加しました。合格者も同程度増えて,倍率に変動はありません。経済状況を背景とした公立志向や各私立中が推薦制度での入学者確保に力を入れているためか,一般入試の受験者は大幅な減少が目立ちます。1/20のAの受験者は37→22名と大幅に減少し,合格者を35→15名に絞り込んだため,倍率が1.1→1.5倍に上昇しています。
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- 芝浦工業大学柏
- 【動向分析】1回応募は男子3%減に対し,女子21%増加。好調な大学実績で市川・東邦大東邦との併願者が増えたようです。男女とも合格者を増やし,難易度は男子で若干下がり,女子は変動なし。2回受験者は,1回不合格減の男子で12%減り,女子は市川・東邦大東邦の不合格増からか17%増加。男子の難易度はやや下がり,女子は変動なし。試験日2/3→2/4とし,同時出願での受験料を優遇した3回は,受験者が増加。合格を絞り,難易度が上がりました。
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- 渋谷教育学園幕張
- 【動向分析】東大合格者を34→49→61名と大きく伸ばして注目を集めましたが,難化予想で敬遠され,応募者は1次が1,850→1,822名,2次は546→557名で総数では2,396→2,379名と微減です。しかし学校の評価が高まり手続き率の上昇を予想して合格者を絞っていて,倍率は1次が2.3→2.5倍,2次は10.2→11.4倍と上がっています。また海外の大学進学でも実績をあげ,帰国入試の応募者は73→110名と大幅に増加し,倍率も1.9→3.2倍に大きく上昇しています。
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- 秀明八千代
- 【動向分析】一般Aの試験日同様に,専願の受験日も2日から選択できるようになりました。’13年の大学合格実績は早慶上智理科大1→12名と躍進しましたが,公立志向や進学志向のためか,のべ応募者が162→81名,受験者が152→68名とほぼ半減しました。専願は合格者を54→32名に41%絞り,倍率がわずかに上昇しています。一般については4回の実施があり,合計数が公表されています。受験者は91名→30名,合格者は71→26名に減少しています。
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- 昭和学院
- 【動向分析】「推薦」と名称変更した12月入試は,男女別に見ると対照的な動きになっています。前年にやや減少していた男子受験者は,15%増加し,わずかに増えていた女子の受験者は,安田学園の共学化の影響や日出学園や千葉明徳への流出があったのか,24%減少しています。前年と同数の合格者で,倍率は若干低下。2回は,都内などからの「お試し受験」が減少したのか,受験者が減少しました。合格者の減少はわずかにとどめ,倍率が低下しています。
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- 昭和学院秀英
- 【動向分析】12月の1回は第一志望者対象です。高倍率が続くことに加え定員減でしたが,応募者は微減にとどまり,難易度が若干上昇。2回は定員が増え,前年の易化と難関大学合格実績の伸びからか,男子12%,女子7%と応募者が増えました。前年の入学者が多かったため合格者が絞られ,倍率・難易度ともに上がりました。3回の応募者は男女とも前年並みでしたが,合格者を増やしたため,倍率・難易度ともに低下。東大合格が1→5名と増加しています。
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- 聖徳大学附属女子
- 【動向分析】前年,S選抜・選抜・進学の3クラス制を採用しましたが,1回午前をS選抜のみにして受験者の流出を招きました。今回は特待生選抜(S選抜選考のみ)を除く,全入試でクラスそれぞれの合格を出す方式に変更。のべ応募者678→766名,受験者483→511名と増えました。第一志望は,前年の選抜・進学合計と同じ65名が受験,S選抜5・選抜18・進学40名が合格。定員増の1回午前は180名が受験,S選抜44・選抜83・進学42名の合格です。
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- 西武台千葉
- 【動向分析】専願の定員を増やしたため,専願特選の受験者が30→33名に増えました。前年加えた2科の合格率がスライドを含めて高かったためか,4科の大幅な減少を,2科の増加が上回っています。今年もスライドを含め全員合格です。1回特選も,2科受験への好感と前年の大幅な受験者減の反動か,受験者が8→19名に増加。倍率はやや低下しています。専願進学の受験者も増加しましたが,合格者を絞らなかったため,倍率は低下しています。
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- 専修大学松戸
- 【動向分析】応募者数は,12年,13年と連続でほとんどの回で減少した反動で,すべての回で男女とも増加しました。合格者は,男子は1回が昨年とほぼ同じ,2回5%減,女子は1回13%減,2回18%減だったため,倍率は男子1回がわずかに上がり,男子2回と女子1回も上がり,女子2回は大幅に上がりました。3回は,昨年は合格者を絞りましたが,今年は男女とも大幅に増えたため,実質倍率は大幅に下がりました。今年の追加合格者は,男子2名,女子1名でした。
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- 千葉日本大学第一
- 【動向分析】例年,約半数が日本大学に推薦進学し,残る半数が外部受験します。前年,早慶上智7→14名などの難関私大の合格実績が回復し,のべ応募者・受験者は若干の減少にとどまっています。1期は,減少していた女子の受験者が増加し,受験者がやや増えました。合格者を同程度の増加として,倍率に変動はありません。2期は,自校・他校合格のため受験者が減少し,合格者を大幅に絞り込んだため,倍率がやや上昇。3期の受験者は前年同数でした。
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- 千葉明徳
- 【動向分析】第一志望入試は,受験者が34→46名に大幅に増えました。合格者を2名増にとどめ,倍率が上昇しています。開校4年目で受験生の認知度も上がったようですが,受験者の増加にともない倍率が上昇傾向だった影響か,1回の受験者は19%減っています。合格者を同程度絞ったため,倍率に変動はありません。これまでの午後に,2・4科の午前を加えて,津田沼会場で実施された2回は,合計で49名が応募,17名の受験,合格者は8名でした。
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- 東海大学付属浦安
- 【動向分析】大学までの10年一貫教育を基本としているため,早慶上智理科大5→9名など難関大実績の伸びはあるものの,進学志向や公立志向の強まりの影響か,受験層が限られてきているようです。第一志望者を確保するため,推薦の定員を10名増やしましたが,受験者は15%減少しました。合格者を65→70名に増やしたため,倍率が低下しています。定員を減らしたAも受験者が減少し,合格者は若干の減少だったため,倍率がわずかに下がっています。
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- 東京学館浦安
- 【動向分析】推薦A一志は,前年同数の26名が受験し,今年は不合格者が出ました。適性検査型の推薦B特待は,前年同数の12名が応募し,受験。合格者数は非公表です。Ⅰ期は,女子を中心に日出学園などへの流出があったのか,応募者・受験者ともに大幅に減少しています。Ⅱ期は,応募者が激増していましたが,欠席が多く,受験者は若干の減少になりました。Ⅰ・Ⅱ期ともに,合格者が受験者の減少と同程度減ったため,倍率に変動はありません。
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- 東邦大学付属東邦
- 【動向分析】医学部・薬学部などに強く,近年では難関国立大実績も着実に伸びています。前期の応募者は2,503→2,475名と前年並みですが,内訳は男子は県外生が減って45名減,女子は県内生が増えて17名増でした。合格者を絞って倍率は2.1倍で変わっていません。後期の応募者は467→497名と30名増で,前期とは逆に男子35名増,女子5名減です。前期の手続き率が高く,合格者を34→27名と絞り,倍率は12.9→17.0倍と急上昇し厳しい入試となりました。
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- 成田高等学校付属
- 【動向分析】京大・早慶上智など難関大の合格実績は好調ですが,まだまだ厳しい経済状況のなかで併願校の絞り込みや公立志向は引き続いているもようで,のべ応募者は21%減少し,受験者も20%減少しました。前期は定員減となったこともあり,受験者が18%減少しました。合格者は前年と同数で,倍率・難易度ともにやや低下。後期は,依然高い倍率が敬遠されたのか,受験者が大幅に減少し,合格者も半減したため,倍率が2.9→4.9に大幅な上昇です。
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- 二松學舍大学附属柏
- 【動向分析】12月に第一志望入試を新設しました。37名が受験し,29名が合格しています。前年のコース別入試への変更で,難化の印象がついたのか,各回の特選・選抜とも前年を下回る応募者でした。特選に選抜へのスライド合格があるため,選抜応募者は大幅に減っています。1回は特選受験者が103→99名となり,合格者は特選が37→44名で,倍率は2.3倍でした。37名のスライド合格が出ています。選抜は40名が受験し,19名の合格者です。
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- 日出学園
- 【動向分析】推薦は,週6日制への好感か,受験者が13%増えました。合格者も大幅に増えたため,倍率は低下しています。Ⅰ期の受験者は若干減少しましたが,前年同数の合格者で,倍率がやや下がっています。第一志望者は増えているもようです。Ⅱ期は受験者が大きく減少しましたが,合格者も同程度減少し,倍率に変動はありません。地元千葉市からの受験者は増えたもようですが,都内の「お試し受験」が埼玉にシフトしているのが響いているようです。
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- 八千代松陰
- 【動向分析】千葉大や難関私大の実績が好調な影響か,推薦の受験者が若干増えました。合格者は前年並みとしたため,倍率がわずかに上昇しました。1/20 ~ 22の1回は,前年の倍率上昇が敬遠されたのか,応募者が13%,受験者は14%減少。合格者を同程度減らしたため,倍率は前年並みです。2回も,前年4倍を越える高倍率になったためか,受験者が8%減少。合格者は前年同数で倍率はわずかに下がっています。難易度は1回で上昇,2回は低下しました。
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- 麗澤
- 【動向分析】①に船橋会場を新設,特別奨学生を設けました。前年に①②の難易度が低下していたことに加え,船橋会場の影響で,総武線・京葉線沿線を中心に県内や都内からの受験が増えたもようで,のべ応募者が若干増えました。①の受験者は16%増加し,合格者はほぼ前年並みで,倍率・難易度が上がりました。②の受験者は35%の大幅な増加で,合格者が絞り込まれたため,倍率・難易度ともに上昇。③は合格者を増やし,倍率が3.6→2.3倍に低下しました。
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- 和洋国府台女子
- 【動向分析】1/22に一般2回を新設し,3回を2月から1/24に前倒ししました。推薦は,前年に定員を減らしながら,受験者が増えて倍率がやや上昇したことへの敬遠があったのか,受験者が減りました。合格者を若干絞りましたが,倍率はやや低下。1回は,受験校の絞り込みや長距離通学への敬遠の影響か,受験者が18%減少,合格者も同程度減少したため,倍率・難易度に変動はありません。新設の2回は291名が応募し,59名が受験して44名の合格者でした。
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