●「特別選考」実施校
「特別選考」とは
はじめに、総合成績の順により募集人員の8割または9割を合格候補者とします。次に特別選考として、この合格候補者を除いた2割または1割の人員を対象として、調査書・学力検査の成績・面接の結果等(配分は学校により定める)を用いて選考します。
定員の1割 | 日比谷・戸山・両国・雪谷・武蔵丘・西・北園・井草・ |
小松川・立川・武蔵野北・町田・国立・墨田川・翔陽 | |
定員の2割 | 篠崎・拝島・杉並工業 |
●「男女別定員制緩和」実施校
「男女別定員制緩和」とは
男女別の募集人員の各9割までを男女別の総合成績の順により決定した後、募集人員の1割を男女合同の総合成績の順により決定し、合格候補者とします。
旧第1学区 | 三田・八潮・大森 |
旧第2学区 | 桜町・千歳丘・深沢・広尾・松原 |
旧第3学区 | 鷺宮・武蔵丘・杉並・練馬 |
旧第4学区 | 向丘・文京・大山・豊島 |
旧第5学区 | 青井・足立新田・淵江・足立 |
旧第6学区 | 東・深川・南葛飾・小岩・葛西南・日本橋 |
旧第7学区 | 日野・富士森 |
旧第8学区 | 多摩・武蔵村山・拝島 |
旧第9学区 | 小平 |
旧第10学区 | 狛江・神代・永山 |
●推薦入試のおもな変更点
●一次募集・分割募集のおもな変更点
●その他
学力検査の比率を高めたり、内申を観点別評価から評定に変更したりする学校が、前年に引き続き散見されます。これは、学力検査を重視する傾向の強まりとともに、次年度から導入される『学力検査に基づく選抜の改善』に早めに対応しようとするものと考えられます。
詳細は「2016年(平成28年度)都立高校入試の変更を発表」をご参照ください。
10月9日、東京都教育委員会は2015年(平成27年度)入試の募集人員を発表しました。
平成26年度の都内公立中学校に在籍する中学3年生は前年よりもわずかに減少。平成27年度高校1年生の募集人員は、5学級減らされ200名の定員減です。
内訳は、15校が1学級減、10校が1学級増です。1学級減の学校はすべて、前年または前々年(三田のみ)に1学級増が行われた学校です。
平成26年度一般入試で男子2.06倍、女子1.70倍と高倍率だった戸山高校が1学級減。同じ旧第2学区の青山高校が1学級増で、受験者の動向に注視する必要があります。12月実施の都立高校志望予定調査の結果(1月公表予定)に注目しましょう。
国際高校における国際バカロレアコースの入試が新しく始まります。日本人生徒募集は4月入学が15名、9月入学が3名です。
1学級増(10校)
学校名 | 募集学級数 |
---|---|
八潮 | 6→7 |
青山 | 7→8 |
桜町 | 7→8 |
向丘 | 7→8 |
文京 | 8→9 |
足立西 | 5→6 |
小松川 | 8→9 |
江戸川 | 8→9 |
町田 | 7→8 |
保谷 | 7→8 |
1学級減(15校)
学校名 | 募集学級数 |
三田 | 8→7 |
蒲田 | 6→5 |
戸山 | 9→8 |
目黒 | 7→6 |
松原 | 6→5 |
深沢 | 6→5 |
石神井 | 8→7 |
淵江 | 7→6 |
城東 | 9→8 |
富士森 | 9→8 |
東大和南 | 8→7 |
多摩 | 6→5 |
秋留台 | 7→6 |
清瀬 | 8→7 |
国立 | 9→8 |
東京都教育委員会は10月3日、2015年2月24日に実施する学力検査におけるマークシート方式の導入に伴うモデル実施校を公表しました。
マークシート方式のモデル実施校は、以下の20校です。
三田高等学校 | 本所高等学校 | 東高等学校 | 深川高等学校 |
小山台高等学校 | 駒場高等学校 | 雪谷高等学校 | 桜町高等学校 |
芦花高等学校 | 豊多摩高等学校 | 文京高等学校 | 北園高等学校 |
石神井高等学校 | 小松川高等学校 | 府中高等学校 | 昭和高等学校 |
調布南高等学校 | 狛江高等学校 | 東大和高等学校 | 久留米西高等学校 |
2014年12月に解答用紙のサンプルを東京都教育委員会のホームページに掲載するとともに、モデル実施校においても配布します。
東京都教育委員会は9月11日、2015年2月24日に実施する一般入試の合格発表を3月2日とすることを発表しました。
採点ミス防止の施策として、採点期間を1日延ばし、学力検査翌日と翌々日は在校生を登校させずに採点に 集中します。選択問題にマークシート方式を導入する方針で、2015年(平成27年度)入試では20校前後をモデル実施校として試験導入します。モデル校は10月中旬に決定する予定です。
5月22日、東京都教育委員会より「平成27年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について」と題して平成27年度都立高校入試の日程が発表されましたが、一般入試の合格発表以降の日程は「後日公表する。」となっています。
推薦入試(推薦に基づく選抜)(2014)平成26年度 | (2015)平成27年度 | ||
---|---|---|---|
入学願書受付日 | 1月22日(水) | → | 1月21日(水) |
実施日 | 1月26日(日)・27日(月) | → | 1月26日(月)・27日(火) |
合格発表日 | 1月31日(金) | → | 2月2日(月) |
2014年4月現在 | 高1 | 中3 |
平成25年度は、推薦入試の募集人員を減らしたことや、「集団討論」の導入など選抜方法の変更などへの敬遠があったからか、応募者数が減少しました。平成26年度は選抜方法が認知されたことにより不安感が解消されたからか、応募者がやや増え、普通科全体の実質倍率が3.37→3.47倍に上昇しています。
都立高校入試のための内申対策は・・・市進の定期テスト高得点道場
(2014)平成26年度 | (2015)平成27年度 | ||
---|---|---|---|
入学願書受付日 | 2月6日(木)・7日(金) | → | 2月5日(木)・6日(金) | 実施日 | 2月24日(月) | → | 2月24日(火) |
合格発表日 | 2月28日(金) | → | 3月2日(月) |
2014年4月現在 | 高1 | 中3 |
平成26年度の一般入試の、全日制普通科全体の実質倍率は1.45倍でした。前年より0.01ポイント上昇と、全体としては前年並みの倍率でした。
都立人気のひとつのバロメーターとなる試験当日の欠席率は、平成24年度までは6.5%前後でしたが、25年度は5.52%、26年度は5.55%と低下傾向にあります。難関国私立高校の合格により都立高校の入試を欠席する受験者が減ったと考えられます。都立高校の好調な大学合格実績から、学力上位層の都立志向が強まったことがうかがえます。
人気が復活してきた都立高校ですが、採点ミス問題や、平成28年度からの一般入試選抜方法の変更が、来年度以降の都立高校の応募者数にどう影響するか、注目すべきところです。
6月現在、報道でも取り上げられた採点ミス問題への対応で、再発防止のために入試から合格発表までの期間および採点方法を検討している最中のため、日程の公表が先送りされています。
1月23日、東京都教育委員会より「東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告書」が公表されました。『学力検査に基づく選抜の改善』として、※2016年(平成28年度)入学者選抜より以下のように変更されます。
※2014年4月に中2になった学年から
複雑化した選抜方法を、受験生や保護者にとってわかりやすい制度にしようという目的です。現行の制度では、各校ごとに選抜方法を選択することで、求める生徒像に基づき選抜できるようになっています。学校によっては個性化、特色化の推進に役立ちました。全校統一されることで、こうしたメリットが失われないか心配です。
さらに、授業でのアピールは苦手だが学力はあり点が取れるというタイプの受験生もいますが、特別選考の廃止により、通知表成績が低い場合は調査書点における出遅れから逃れられません。また、調査書における実技4教科のウエイトが高まります。担当の先生による評価方法の不統一を改善する必要など、課題が残されています。
2014年現在中2・中1のみなさんは、実技4教科の学校成績を向上させるべく、取り組み方や授業態度など、今から準備しておくと良いでしょう。また、「学校成績が芳しくないが特別選考で勝負する」という受験校選択はできなくなります。
2014年都立入試では、国・数・英の入試問題を自校で作成する15校を3グループに分けて共同作成しました。
グループ | 学校名 |
---|---|
進学指導重点校 | 日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立 |
進学重視型単位制高校 | 新宿・墨田川・国分寺 |
併設型高校(中高一貫教育校) | 白?・両国・富士・大泉・武蔵 |
注目の1年目である今回の出題について報告します。
・・・2014年春 都立高校入試 グループ作成問題分析(共通・差し替えの推定)
各グループの大問別の分析は、2014年高校入試速報のページをご覧ください。
・・・東京都立高校入試 注目のグループ作成問題について
進路希望調査の結果を見るときのポイント | ||
志望倍率上昇 | ? | 2014年入試の倍率上昇への不安があるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が敬遠し,思ったほど厳しくならない場合も。 |
志望倍率低下 | ? | 2014年入試の倍率低下を期待できるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が流入し,思ったほどゆるやかにならない場合も。 |
学校名 | 募集学級数 |
---|---|
秋留台 | 6 → 7 |
足立新田 | 6 → 7 |
大山 | 6 → 7 |
葛西南 | 6 → 7 |
蒲田 | 5 → 6 |
清瀬 | 7 → 8 |
国立 | 8 → 9 |
久留米西 | 6 → 7 |
小岩 | 8 → 9 |
狛江 | 8 → 9 |
石神井 | 7 → 8 |
城東 | 8 → 9 |
杉並 | 7 → 8 |
多摩 | 5 → 6 |
戸山 | 8 → 9 |
日本橋 | 6 → 7 |
練馬 | 6 → 7 |
東 | 6 → 7 |
東村山西 | 6 → 7 |
東大和南 | 7 → 8 |
深沢 | 5 → 6 |
富士森 | 8 → 9 |
淵江 | 6 → 7 |
府中西 | 8 → 9 |
松が谷 | 7 → 8 |
松原 | 5 → 6 |
目黒 | 6 → 7 |
学校名 | 募集学級数 |
---|---|
駒場 | 9 → 8 |
竹早 | 7 → 6 |
文京 | 9 → 8 |
足立西 | 6 → 5 |
本所 | 7 → 6 |
紅葉川 | 7 → 6 |
東大和 | 8 → 7 |
小平 | 8 → 7 |
神代 | 8 → 7 |
普通科「学力:内申=7:3」の“学力最重視型”高校の数
グループ | 学校名 |
---|---|
進学指導重点校 | 日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立 |
進学重視型単位制高校 | 新宿・墨田川・国分寺 |
併設型高校 (中高一貫教育校) |
白?・両国・富士・大泉・武蔵 |
新宿 | 選挙権を18歳に引き下げるべきか |
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日野台 | 修学旅行を企画する。 どこに行くか、何をするのか、その理由は何かなど話し合う。 |