神奈川県内にお住いの受験生は、どのように入試に向かえばよいのでしょうか。第一志望合格のための対策はもちろんですが、併願校を受験するための準備も万全にすることで、より確実で安心な受験ができます。
入試の日程とシステム
※2014年入試の日程です。
2014年入試の日程は、(帰国生など特殊な入試を除くと)1月22日からの神奈川・東京の私立高校推薦入試からスタート(千葉私立は1月17日から、埼玉私立は1月22日から単願・併願入試を実施。東工大附の推薦は1月9日。)します。2月10日から神奈川・東京私立高校一般入試、国立大付属校高校の入試と続き、2月14日に神奈川県立・市立高校の学力検査があります(17日・18日に面接、高校によって特色検査を実施)。1月の神奈川私立高校推薦入試では、神奈川県内にお住いの受験生は併願での出願をすることができません。
第一志望校受験の前に、少々の失敗をしても合格が可能な安全校を確保しなければなりません。そのためには神奈川県内の受験生の場合、神奈川・東京私立高校の一般入試・併願優遇制度(2月)を利用して受験することになります。
公立高校第一志望の場合
県立・市立高校第一志望でも、多くの受験生は私立高校を併願します。なるべく早い段階で、合格がほぼ確実といえる私立高校を受験するとよいでしょう。お通いの中学校における秋の三者面談では、第一志望校のほかに併願する私立高校も決めていきます。
私立高校の場合は12月中旬に、中学校の先生が併願優遇で受験する生徒の成績データを持って、各高校へ相談に向かいます。埼玉の私立高校には受験生本人または保護者の方が、1学期通知表のコピーや模擬試験の成績表を持って個別相談に行きます。
埼玉・千葉私立の併願可能推薦や神奈川・東京私立高校の併願優遇には各校がコース・試験種別ごとに内申基準を設定しており、これを満たしていれば高い確率で合格できることが確認されるか、入試得点への加点をもらえます。原則として中3の1学期(前期)通知表成績が相談資料になります。英検や漢検など各種検定の合格級や、部活動成績による加点を定めている場合もあります。入試難易度上位の進学校や大学付属校では、事前の相談を行わない高校があるので注意しましょう。
神奈川県立・市立高校の入学者選抜は2月14日(・17日・18日)に、さらに合格者が募集定員に満たなかった高校では3月10日に2次募集が行われます。選抜の方法などは「神奈川県立・市立高校の入試システム・入試制度」をご覧ください。
受験生は高い確率で合格できる私立高校を確保したうえで、安心して上位の私立高校や第一志望の県立・市立高校にチャレンジできるわけです。
国立・私立高校第一志望の場合
私立高校第一志望の場合、難関校志望者以外は1月に行われる推薦入試で単願として出願する場合が多いです。こちらも推薦基準が各校、各コース・種別ごとに設定されていて、通知表成績が基準を満たしていれば、高い確率で合格できることが確認されます。基準は併願よりも若干低い場合がほとんどです。併願と同様、私立高校には中学校の先生が12月中旬に各高校へ相談に向かい、埼玉の私立高校の場合は受験生本人や保護者の方が成績データを持って個別相談に参加します。
国立大学付属高校や難関私立高校を第一志望とする場合は、県立・市立第一志望の受験生と同じ要領で、安全校を併願していきましょう。私立の安全校を押さえたうえで、さらに県立・市立高校を併願するケースもあります。難関校の入試に対しては、本番の得点力向上あるのみです。
私立推薦入試で入学先が決まる場合、かなり早く(1月)に入試を終えることになるので、油断して4月に入学するまでの間に学力を落とすケースがあります。県立・市立の受験者と同様に学習を続けて学力を保ち、高校での学習につなげましょう。入学先の高校から宿題が出たり、入学前のクラス分け試験が行われたりする(クラス分け試験を行う国私立高校参照)など、入学前から学習指導が始まる高校が多くなっています。
併願校の組み合わせ方で、第一志望の合格率が変わってきます。入試本番の雰囲気に慣れ、得点力の向上を図れるような受験パターンを組みましょう。「併願作戦を立てよう」の『神奈川県内の受験生』を参考にしてください。
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