埼玉県内にお住いの受験生は、どのように入試に向かえばよいのでしょうか。第一志望合格のための対策はもちろんですが、併願校を受験するための準備も万全にすることで、より確実で安心な受験ができます。
入試の日程とシステム
※2014年入試の日程です。
入試の日程は、1月下旬の埼玉県内の私立高校入試からスタートし、2月5日に筑波大学附属坂戸、2月10日から東京都内私立高校、国立大付属校高校の入試と続き、3月上旬に埼玉県立・市立高校一般入試(2014年は3/3・4)があります。また、東工大附の推薦は1月9日。千葉県や神奈川県など、他県の私立高校も受験できます。
第一志望校受験の前に、少々の失敗をしても合格が可能な安全校を確保しなければなりません。そのために、多くの受験生は1月下旬に埼玉県内や東京都・千葉県の私立高校を受験することになります。
埼玉県内の受験生は、安全校を確保するために受験生自身や保護者が積極的に動かねばなりません。以下の説明をよく読み、埼玉県特有の入試システムを理解しましょう。
公立高校第一志望の場合
公立高校第一志望でも、多くの受験生は私立高校を併願します。なるべく早い段階で、合格がほぼ確実といえる私立高校を受験するといいでしょう。お通いの中学校における秋の三者面談では、第一志望校のほかに併願する私立高校も決めていきます。
県内および近隣の私立高校では秋以降、個別進学相談会を開き、受験生や保護者からの受験相談に対応します。埼玉県内の中3生の多くは、ほぼ毎月行われる会場テストを受験しています。受験生や保護者は、1学期(前期)通知表のコピーや会場テストの成績表、検定類の合格を示すものなど、学習の過程や成果がわかるものを持参して個別相談に向かいます。
各私立高校はコース・種別ごとに相談基準を設定しており、これを満たしていれば高い確率で合格できることが確認されるか、入試得点への加点をもらえます。英検や漢検など各種検定の合格級や、部活動成績による加点を定めている学校もあります。学校説明会に参加する際には、学校の方針や様子を知ることはもちろんですが、入試のシステムや入試相談で参考にする資料を確認することも大切です。入試難易度上位の進学校や大学付属校では、事前の個別相談会を行わない学校がありますので気をつけましょう。
受験生は高い確率で合格できる私立高校を確保したうえで、安心して上位の国私立高校や第一志望の公立高校にチャレンジできるわけです。
埼玉県公立高校の入学者選抜は3月上旬(2014年は3/3・4、2015年は3/2・3)に行われます。(面接や実技検査を行う高校のみ2日間にわたります。)高校によっては欠員補充の2次募集が行われます。選抜の方法などは「埼玉県立・市立高校の入試システム・入試制度」をご覧ください。
埼玉県立・市立高校入試では入試本番の学力検査を重視する学校が大半です。中学校の定期試験や日頃の授業に積極的に取り組み、学校成績を向上させることは、基礎学力の充実のために大切なことです。そのうえで、弱点の解消や地道な漢字・計算・英単語の勉強、過去問演習など、入試本番の得点力向上のためにやるべきことを精一杯取り組みましょう。(「秋の特集 合格のための勉強法」も参考にしてください。)
国立・私立高校第一志望の場合
私立高校第一志望の場合、難関校志望者以外は1月22日からの推薦入試で単願として出願する場合が多いです。こちらも推薦基準が各校、各コース・種別ごとに設定されていて、基準を満たしていれば高い確率で合格できることが確認されます。基準は併願よりも若干低い場合がほとんどです。併願と同様、受験生本人や保護者の方が成績データを持参して、受験する学校の個別相談会に参加します。
事前相談のない国立大学付属高校や難関私立高校を第一志望とする場合は、公立第一志望の受験生と同じ要領で、安全校を併願していきましょう。難関校の入試に対しては、入試本番の得点力向上あるのみです。
私立推薦入試で入学先が決まる場合、かなり早く(1月)に入試を終えることになるので、油断して4月に入学するまでの間に学力を落とすケースがあります。私立や都立の一般入試受験者と同様に学習を続けて学力を保ち、高校での学習につなげましょう。入学先の高校から宿題が出たり、入学前のクラス分け試験が行われたりするなど(クラス分け試験を行う国私立高校参照)、入学前から学習指導が始まる高校が多くなっています。
併願校の組み合わせ方で、第一志望の合格率が変わってきます。入試本番の雰囲気に慣れ、得点力の向上を図れるような受験パターンを組みましょう。「併願作戦を立てよう」の『埼玉県内の受験生』を参考にしてください。
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